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天体写真にはまってる話

2011年 08月 09日

 「底なし沼が見えてるので天体写真には絶対ハマりません!」

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 そんなふうに考えていた時期が僕にもありました。

 というわけで,ポータブル赤道儀を購入して以来,すっかり星の写真が楽しくなってしまい,ついにオートガイドに挑戦してしまったお話です。

 簡単にここまでの経緯をまとめておくと,ポタ赤購入→M42が思ったよりもキレイに撮れちゃった→ハマる→惑星も狙いたいし→GPD2赤道儀とf1000mm/D120mmアクロマートな望遠鏡購入→木星とか土星とかスゲー→もっとハマる→GPD2も追尾させて星雲とかも……という感じです。
 GPD2のモータードライバは自作しようと思ったんですけど,時間がかかりそうだったのでDD-3を買ってしまいました。といっても,DD-3含め,赤道儀関連はぜんぶヨドのポイントで入手したのでお高めな機材はタダで済んでます。あくまで”いまのところは”ですけど。

 で,GPD2とかDD-3とか買うたびにチマチマと工作活動を続けてきました。オートガイドはとりあえずはPCを使ってやろうと思っていたので,これに関する工作は,ガイド鏡に使うWebカメラの工作とリレーボックスの製作が主なところ。Webカメラは惑星写真のときに,ロジクールのC310をFマウントで使えるように工作してたので,これを使用しました。

110809_02.jpg

 リレーボックスは,こちらとかこちらを参考にしてテクノキットのUSB-IOを使ったリレーボックスを作りました。あんまりキレイじゃないのは仕様です。完成形では表面にトレペを貼りましたが,これは動作中に光るようにしたLEDが思ったよりまぶしかったのでディフューザーとして付けたものです。決して基板を見られたくないっていうわけではないんです(だったら写真載せないし!)

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 ガイドに使うPCは久しく眠っていた初代Aspire One……で十分かなと思って,とりあえずこれを持ち出しました(結果的には十分でした)。バッテリでの駆動時間も長いってことで意外なところで復帰することに。
 で,久しぶりに使うことだしせっかくだからWindows 7でも入れてみますか。ってことで入れたんですけど,実はこれはちょっと失敗で,Windows7入れたらChgDispResとかのスケーリングソフト系がまったく使えず,縦600ピクセルの状態で固定。ガイドソフトはiAGを使うことにしたんですが,こちらはどうやら縦768ピクセルを前提に作られてて,そのままだとウィンドウの下部が切れちゃう状態。ウィンドウサイズとかの変更もできない仕様になってます。
 仕方ないのでクラシックな画面にして,ウィンドウタイトルとかフォントを可能な限り小さくするなどひたすら調整・調整を繰り返して,なんとか縦600ピクセルでも全画面を表示できるようにしました。いや,Windows XPに戻せばいいじゃんって話はあるんですけど,せっかく入れたWindows 7からダウングレードするのは負けた気がするのでヤだったんです,はい。

110809_06.jpg

 撮影の状況はこんな感じ。毎度おなじみのAi Nikkor ED 500mm/F4Pが撮影用,SIGMAの70-200 mm/F2.8をガイド鏡にしてます。カメラは無改造のD5000。首から上が天体撮影っぽくなくてアレな感じなんですけど,まぁ手持ち機材でやることにも意味があると思ってます(笑。ただ,ガイド鏡は安いのを一本買いたいと思ってたり。70-200mmを撮影にも使いたいので。

110809_07.jpg110809_08.jpg

 
 というようなことをだいたい7月の3週めまでに作業し終えて,7月末に新月を迎えたわけですが,関東地方は梅雨が帰ってきたかのような曇り空が続き,ようやく昨夜,短時間ですがテストすることができました。場所は房総某所です。本当はM8/M20を狙ってみたかったんですけど,現地到着が0時とかだったので,だいぶ高くまで昇ってきていたM31を対象にしました。
 結果は下の写真。F5.6/ISO800で3分/5分/10分露出したものを各1枚ずつコンポジットして仕上げた写真です。500mmだとM31はギリギリなので,トリミングはしてません。500mmで10分追尾の写真が撮れたのは大きな収穫で,最初の撮影としては非常に満足してます。

110809_09.jpg

 
 あと,どのぐらいの精度で追尾できてるかって話を少し。今回は一番長い露出で10分を試したんですけど,最初に試した10分露出は星がほぼ点に写る素晴らしい結果。500mmでここまで追尾できればまったく文句ないです。

元画像はこちら(カメラで撮ったまんまのjpegです)
110809_10.jpg

 が,10分露出の1枚目はよかったんですけど,そのあと撮った10分露出は回をを重ねるごとにズレが大きくなるという結果に。iAGのグラフを見る限りではそんなに暴れてる様子はなかったんですけど,うーんという感じ。ちなみにガイド鏡には夜露が付いてなかったです。
 とりあえず今回はテストということでひたすらシャッター切ってるだけだったので,次は1~2時間経ったら極軸の合わせ直しとガイドの校正をやり直すっていう作業を挟んでみたいと思います。

元画像はこちら
110809_11.jpg
元画像
110809_12.jpg

 
 こんな感じではまだまだ不安定ではあるのですが,そこそこの精度を出すことが不可能ではないことは確認できました。いろいろやりたいことはあるんですけど,先立つものがない状況で夢を語っても仕方ないのでグッとこらえ(笑),とりあえずは今回以外の手持ち機材も駆使しつつ,いろいろ撮ってみたいと思います。
 まぁでも望遠はこっちでオートガイドできるようになったので,ポタ赤を普通に広角の星景写真に使えるようになったのは良かったなー,と思ってます。ポタ赤で極軸をガッシリ合わせると300mmで3分とか追えたんですけど,広角で使うなら極軸合わせもわりとテキトウでいけるんで気楽に撮れます。
 ということで,最後はオートガイドのテストをやってる脇で,ポタ赤を使って撮ってた天の川+夏の大三角です。こっちはD300+17-50mm/F2.8(を17mm/F4)で撮ったものです,はい。

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  • 天体
  • 雑感2011
|2011/08/09 17:00 |コメント(0)

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